就職活動の戦略を考える。普通の就活生が意識すべきたった一つのポイント

内定をもらうためのルート

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まずは就職活動の概要を説明しましょう。
 
内定を勝ち取るには、さまざまな方法があるのは想像がつくと思います。
大きく2つに分けられますね。
1.普通に周りと同じように就職活動、面接を通して内定をもらう。
2.特別ルートで内定をもらう。
 
2については、いろいろなやり方がありますね。
一番有名なところでは、縁故採用。
いまだに残っているところもあるようです。
私の会社や知人の会社でも、取引先の子女などはよく聞く話です。
他にも、就活スケジュールを経ないのであれば、
アルバイトしていた会社に採用されるという方法もありますね。
(これはギャップが非常に少ない方法なので、個人的には羨ましい方法です。)
 
といろいろな方法があるのですが、
今回のシリーズでは、1の一般的な方法について掘り下げます。
ただ、リクルーターについては、私は1に入ると思うので取り上げます。
詳細は別の機会に。 

就職活動のスケジュールを考える 

経団連の方針を踏襲して、リクナビやマイナビなどが一斉にエントリー受付を開始し、

説明会を通して会社についていろいろ学んでから、

夏頃に面接があり、

内定をもらう

というのが基本的な流れですね。

これだけ見るとすごいシンプルですが、いざ目の前にしてしまうと、なにをやればいいのかわからくなってしまいます。

特に、「説明会」とはいうものの、実は選考の前段階(説明会に何度も足を運んでいたら、志望度が高いとみなされる)などを考え出すと、もう頭がこんがらがってきます。

自分は何をしたらいいのか?

そう悩んでいる人は、次のステップのどこに自分がいるのかを確認して、就職活動を進めてください。

 

基本の3ステップ

基本的に、就職活動で絶対にしなければならないことは以下の3つです。

自己分析

会社分析

PR練習

です。

「これだけ?」と思うかもしれませんが、これだけです。

それぞれを完璧に行うことができれば、就活無双間違いなしです。

詳細については別の記事で説明します。

 

就職活動で必要な戦略とは

最初に説明したとおり、あなたは、「普通の」就活生です。

特別なルートや人脈などを持っているわけではありません。

そんなあなたが、内定をもらうために、何を意識するべきでしょうか。

いろいろな先輩や友達から、いろいろな話を聞くことになるでしょう。

「普通に自分らしく話してたら内定もらえた」

「自己分析は絶対に必要。これなしだと内定は出ない」

「たまたま面接官と話が合った」

「身の丈に合った企業を受ければ大丈夫」

などなど、なにが正しいのかわからなくなってきますね。

 

「普通の」就活生が絶対に意識すべきたった一つのポイントを教えましょう。

それは将来性です。

 

将来性が必要な理由

なぜ将来性を意識する必要があるのでしょうか。

考えてみれば非常に単純です。

日本の企業は新卒一括採用を行っていますね。

一度にたくさんの学生を採用し、会社の研修に参加させ、少しずつキャリアを積んでいくことをイメージしています。

昔ながらの終身雇用の考えから、このような制度が続いています。

最近では反対意見や働き方改革などを唱える人や会社が、新しいやり方を採っていたりしますが、やっぱり基本的には新卒一括採用です。

 

当たり前ですが、会社としては、即戦力の人材に入社してもらったほうが教育コストを抑えることができるので、有利です。

それをせずに、新卒で取るメリットはなんでしょうか。

それは、ずっと働いてもらうことで、人間関係が構築できる(日本人は閉鎖的なので、海外と比べると”付き合い”が重要)ことや、特に30代などのバリバリ働く時期に、他社からヘッドハンティングするより少ない人件費に抑えることができることでしょう。

 

こんな風に、会社は、基本的には長い目で見て採用を考えています。

 

 

会社がほしい人

それでは、長期的に会社で働いてもらう人材として、もしあなたがトップならどんな人に来てほしいですか?

育成シュミレーションゲームなど(ウイイレのマスターリーグとか)をやったことがある人ならわかるように、やっぱり、将来伸びる人を育てたいんですよね。

いくら若くて少しばかり能力があっても、将来の伸び率が気になるわけです。

ポケモンの個体値とかを考えるのも似たような考え方かもしれません。

 

もちろん、チームとして強さを保つには、出来上がっているステータスの人も重要です。

でも、長期的に考えられるのであれば、やっぱり将来性がある人がいいんです。

新卒採用なんて、むしろそこしか見ていないといっても過言ではありません。

 

面接でいろいろなことを聞かれるでしょう。

「あなたの強みはなんですか?」

「逆に弱みは?」

「学生時代頑張ったことはなんですか?」

「後悔していることはありますか?」

人事はこれらの質問を通して、あなたの将来性を見極めようとしています。

エントリーシートや面接で自分を表現する機会はたくさんあるかと思いますが、将来性を伝えられるように意識してください。

 

将来性を掘り下げる

将来性はなんとなくイメージできるでしょうか。

この、「将来性」を伝えるためにはどうすればいいのでしょうか。

答えは、「再現性があることを理解してもらう」ことです。

もう少しわかりやすく言うと、「私がこれまで成長してきた経験は、会社に入ってからも続きます。」ということ。

 

例をあげましょう。

私はサークルで後輩と同期であまり仲良くないことが問題だと感じていました。お互い特にリーダー的な人もいなかったので、積極的に交流する機会が少なかったのです。そこで私は、月に一度、カフェ巡りや飲み会のなどのイベントを企画することにしました。いろいろなジャンルのイベントをすることで、いろいろなことに興味がある人を集めたいと思ったからです。このイベントを通して、サークルは非常に仲良くなり、今では月に何度も旅行などのイベントが開催されるようになりました。

というエピソードがあるとしましょう。

仕事って、基本的に人間関係なんですよね。いろいろな人にお願いして、教えてもらいながら少しずつ自分でもできるようになっていきます。

もともと仲が良くないことはないにしても、このようにもっと良くしたいという「思い」を持って、実際に「行動」できるということは、非常に好感触です。

会社に入っても、このように行動してくれたらどんどん成長してくれそうな気がしますね。

 

再現性を伝えるコツ

再現性を伝えることが大切だと説明しました。

再現性をわかりやすく理解するために重要な言葉を教えましょう。

それは、「自発性」です。

「誰かに言われたのではなく、自分で考えてそれをした」ということが鍵になります。

これ、本当に重要です。

改めて自分を見返してみると、全然できていなかったりします。

なぜあなたはその大学を選んだのですか?なぜその学部なのですか?

なぜサークルに入ったのですか?なぜそのバイトなのですか?

なんとなく、高校の友達が受けている大学だから・・・

センター試験の結果で受かりそうな学部だったから・・・

新歓で先輩たちが誘ってくれたから・・・

近所のバイトでそこしかなかったから・・・

選択しているようで、しっかりと自分がやりたいという意志を持って選択できることって意外と少ないです。

 

 

自己分析をしてみましょう。

あなたが自発的に選んできたことはなんですか?

それは会社でも発揮できますか?

 

これらに自信を持って回答できれば、内定がグッと近くなるはずです。